【第5回ブーザンゴ夜会】


満員御礼


 

『ヴィヨン全詩集』(宮下志朗訳/国書刊行会)
刊行記念トークショー
ヴィヨンを語る夜
宮下志朗
(フランス文学者)× 礒崎純一(編集者)

《概要》
「ヴィヨンは一人の偉大なる詩人であったのだ。力や、権力や、勇気だけが、なにがしかの価値を持った世紀にあって、彼は小さく、弱く、卑怯で、嘘つきであった。ヴィヨンは背徳・退廃において巧みであったが、まさにこの背徳・退廃から、彼のもっとも美しい詩の数々が生まれたのである」──マルセル・シュオッブ

15世紀フランスに劇烈な放蕩無頼の生涯を送った謎多き泥棒詩人にして中世ヨーロッパ最高の詩人、フランソワ・ヴィヨン。
昨年、詩人の残した全詩篇の新訳に詳細な註解を附した画期的な一巻『ヴィヨン全詩集』(国書刊行会)を上梓された宮下志朗氏と、本書を企画編集された礒崎純一氏をお迎えして、ヴィヨンの魅力、日本におけるヴィヨンの受容、翻訳の難しさ、また『全詩集』刊行の裏話などを存分に語っていただく予定です。
乞うご期待!


《日時》
2024年3月22日(金)
 開場:19時00分
 開演:19時30分


《入場料》
¥1,800(1ドリンク付き)

《登壇者プロフィール》
宮下志朗(みやした・しろう)
1947年東京生まれ。フランス文学者。東京大学・放送大学名誉教授。1990年『本の都市リヨン』(晶文社)で大佛次郎賞受賞。ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』(全5巻、ちくま文庫)の訳業により、2013年度の読売文学賞(研究・翻訳部門)および日仏翻訳文学賞を受賞。ラブレー、モンテーニュからゾラ、バルザック、都市論まで、幅広くフランスの文学と文化を扱っている。著書に『読書の首都パリ』(みすず書房、1998)『パリ歴史探偵術』(講談社現代新書、2002)『本を読むデモクラシー 〈読者大衆〉の出現』(刀水書房、2008)『神をも騙す』(岩波書店、2011)『カラー版 書物史への扉』(岩波書店、2016)ほか。訳書に、グルニエ『ユリシーズの涙』(2000)『写真の秘密』(2011)『パリはわが町』(2016、以上みすず書房)モンテーニュ『エセー』(全7巻、白水社)ほか。

礒崎純一(いそざき・じゅんいち)
1959年鎌倉生まれ。編集者。元・国書刊行会編集長。2019年『龍彦親王航海記 澁澤龍彦伝』(白水社)で読売文学賞(評論・伝記部門)を受賞。共著に、『古楽CD100ガイド』(国書刊行会)『古楽演奏の現在』(音楽之友社)ほか。編集した本に、『定本久生十蘭全集』『日影丈吉全集』『定本夢野久作全集』『バベルの図書館』『日本幻想文学集成』『山尾悠子作品集成』『マルセル・シュオッブ全集』ほか。


《ご予約・ご案内》
★ご予約は弊店のメールにて承ります。ご氏名とお電話番号、ご希望人数を必ず明記の上、下記のメール・アドレスに送信して下さい。
★会場内は自由席となります。ご予約済みのお客様は、開場時間よりカウンターにてドリンクをご注文いただき、お好きな席にご着席下さい。
★イベント会場での動画撮影・録音はご遠慮下さい。
★イベントの出演者・内容については急な変更などある場合がございます。予めご了承下さい。
★ご予約が定員に達し次第、受付を終了させていただきます。受付終了のご案内は本サイトおよび弊店Twitter(@bousingot)にて行います。なお、受付終了のご案内は多少遅れる場合もございます。予めご了承下さい。


《お問合せ先》
books&café BOUSINGOT(ブックス&カフェ・ブーザンゴ)
ご予約メール: info@bousingot.com


special thanks !
企画立案&アンクラージュマン:崔盛雄、川上貴
フライヤー制作協力:吉村優作、秋元麦踏


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