【第4回ブーザンゴ夜会】

満員御礼


 

ルイ=フェルディナン・セリーヌ
『戦争』刊行記念トークショー
夜の果ての夜
森澤友一朗
(『戦争』訳者)× 宇野邦一(フランス文学者)

《概要》
戦争と革命の世紀を最も象徴的に体現する作家のひとり、ルイ=フェルディナン・セリーヌ(1894-1961)。『夜の果てへの旅』に始まるその文学的達成と激越な反ユダヤ主義との相剋によって、死後60年を経た現在もフランスで度重なるスキャンダラスな議論を巻き起こし続けている作家であり、フィリップ・ソレルスやミラン・クンデラ、大江健三郎も彼の熱烈な愛読者でした。
生前「レジスタンスに盗まれた」と主張していた彼の未発表の遺稿群が数奇な運命を経て2021年に発見され、その第一弾『戦争』は本国ではセンセーショナルな売り上げを記録しました。このたび日本では20年ぶりのセリーヌ作品訳出となるこの『戦争』の翻訳出版を記念して、本書訳者にして演劇パフォーマーでもある森澤友一朗氏と、フランス文学・哲学はもちろんのこと表象芸術全般にも精通する宇野邦一氏をお迎えし、セリーヌを語り合うトークショーを開催します。
『戦争』の魅力や特異性から発して、いま現在この作家をいかに捉えるべきなのかを多彩な角度から語り合ってゆくなかで、これまでのセリーヌ像を一新し、来るべきセリーヌ・ルネサンスを垣間見る一夜となる予定です。乞うご期待!


《日時》
2023年12月15日(金)
 開場:19時00分
 開演:19時30分


《入場料》
¥1,800(1ドリンク付き)

《登壇者プロフィール》
森澤友一朗(もりさわ・ゆういちろう)
1984年岡山県生まれ。翻訳者。劇団解体社所属、パフォーマー・文芸・制作。東京大学文学部フランス語学フランス文学専修課程卒。訳書にルイ=フェルディナン・セリーヌ『戦争』(幻戯書房)。劇団では過去に「セリーヌの世紀」と題して、訳し下ろしたセリーヌのパンフレや小説を題材とした連作を国際プロジェクトとして展開。2024年3月には八王子の新たなスタジオで「郊外の演劇プロジェクト」の上演を予定。

宇野邦一(うの・くにいち)
1948年松江市生まれ。フランス文学者・批評家。アルトー・ドゥルーズ研究、身体論,身体哲学を焦点としながら領域を限定しない思索・批評を続ける。著書に『アルトー 思考と身体』(白水社)、『映像身体論』、『吉本隆明 煉獄の作法』、『土方巽 衰弱体の思想』(みすず書房)、『ドゥルーズ 群れと結晶』(河出書房新社)、『政治的省察』(青土社)、『ベケットのほうへ』(五柳書院)、『非有機的生』(講談社)など。訳書にドゥルーズ『フーコー』、ドゥルーズ/ガタリ『アンチ・オイディプス』(河出書房新社)、ジャン・ジュネ『薔薇の奇跡』(光文社古典新訳文庫)、ベケット『モロイ』、『どんなふう』(河出書房新社)などがある。


《ご予約・ご案内》
★ご予約は弊店のメールにて承ります。ご氏名とお電話番号、ご希望人数を必ず明記の上、下記のメール・アドレスに送信して下さい。
★会場内は自由席となります。ご予約済みのお客様は、開場時間よりカウンターにてドリンクをご注文いただき、お好きな席にご着席下さい。
★イベント会場での動画撮影・録音はご遠慮下さい。
★イベントの出演者・内容については急な変更などある場合がございます。予めご了承下さい。
★ご予約が定員に達し次第、受付を終了させていただきます。受付終了のご案内は本サイトおよび弊店Twitter(@bousingot)にて行います。なお、受付終了のご案内は多少遅れる場合もございます。予めご了承下さい。


《お問合せ先》
books&café BOUSINGOT(ブックス&カフェ・ブーザンゴ)
ご予約メール: info@bousingot.com


special thanks !
企画立案&アンクラージュマン:川口典成、崔盛雄、川上貴
フライヤー制作協力:吉村優作、秋元麦踏


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